この記事で解決できる悩み
- ビジネス思考への転換って何を学べばいいの?
- ビジネス思考法ってどんなものがあるの?
- 仕事ができる人になりたいけど、方法がわからない
僕は本業では、上場企業の管理職をしています。
100名以上の従業員を管理し、仕事を進める中で
- どうすればもっと効率的に、余裕をもって仕事ができるか
- 現状を正しく把握するためにはどうすればいいか
こんな悩みを抱えてきました。
本記事では、ビジネス思考に転換するために学ぶべき思考法9選を紹介します。
優秀な人の思考法を理解して、効率よく頭の中を整理し、結果を出すビジネスパーソンになりましょう。
こんな方におすすめ
- ビジネス思考を学びたい人
- ビジネス思考とはどんなものがあるか知りたい人
- 仕事ができる人の思考法を知りたい人
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。
- 上場企業の管理職
- 200名以上の従業員マネジメント経験
- 現在はIT企画部門
- 10億円以上のプロジェクト担当
- 経営層に向けたプレゼンが日常業務
業務はこんな感じです。
ビジネス思考を教えることも仕事の一部です。
(Twitter:@logithin_labo)
タップできる目次
その①:論理的思考(ロジカルシンキング)
ビジネスシーンで最も聞く機会の多いのがこのロジカルシンキングかと思います。
ロジカルシンキングは、社会で最も求められるスキルのひとつです。
ロジカルシンキングのポイント
- 複雑な仕事を整理し自身の理解を深めること
- 物事を建設的に相手に伝えること
ものごとを論理的に考え、分析してまずは自身が理解する。
そして、理解した内容を相手に伝え「なるほど」と思える打ち手を提示することができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- ロジカルシンキングとは?
- ロジカルシンキングを身につけると鍛えられる3つの能力
- ロジカルシンキングの基本
その②:論点思考
「論点がズレてるよ」「論点のすり替えじゃない?」
仕事していてこんなことよく言われた経験ありませんか?
「論点」の一般的な考え方は「議論の中心となる問題点」の意味です。
つまり「論点がズレている」とは、「それが問題じゃないよ」ということですね。
論点思考のポイント
- 「何が問題か」「議論すべきか」を考えるための思考法
- 直面している課題で最も解決すべき課題を見極める
仕事の本質は課題解決の繰り返しなので、そういった意味で論点思考はビジネスパーソンにおいて重要なスキルです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- 論点思考とは
- 論点思考のトレーニング方法、コツ
- 論点思考を使った例題
- 論点思考の学び方・おすすめ本
その③:仮説思考
それはキミの仮説?それとも事実?仮説を立ててみて?
僕は上司にこんなことをよく言われていました。
仮説とは、「仮に立てる説、仮の結論」といった意味です。
仮説思考のポイント
- 直面している課題や問題に対して「仮の結論」を出して考える思考法
- 一旦、仮で結論を導いて、思考や議論を前に進めることができます
「考えてばかりで行動にうつせない」といった悩みを持っている人は、仮説思考で解決できます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- 仮説思考とは
- 仮説思考を身につけるメリット
- 仮説思考のトレーニング方法
- 仮説思考のおすすめ本
その④:批判的思考(クリティカルシンキング)
クリティカルシンキングは、ロジカルシンキングと合わせてよく紹介されるもっとも重要なビジネス思考法の1つです。
「批判的」は、「同調、受容しない」の意味です。
※よく勘違いされる「否定する」「受け入れない」といった意味ではありません。
つまり、批判的思考(クリティカルシンキング)とは、課題に対して「同調しない」「需要しない」こと。
「これって本当?」「根拠は?」といった提示された選択肢を疑問を持ち、徹底的に深堀りする思考法です。
批判的思考(クリティカルシンキング)のポイント
- 直面している課題や打ち手を容易に「同調、受容せず」見直していく思考法
- 批(=事実を突き合わせる)、判(=見分け定める)といった意味を持つ
批判的思考を使うと、ロジカルシンキングよりもより現状を深堀りすることができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- 批判的思考とは
- 批判的思考のメリット
- 批判的思考のトレーニング方法
- 批判的思考の学び方、おすすめ本
その⑤:概念的思考
概念化思考とは、通称コンセプチュアル思考と言い、優秀な人材は、この概念的思考(コンセプチュアル思考)に長けている人が多いと言われています。
概念とは、「ものごとの本質をとらえる思考」の意味です。
つまり、概念化思考とは、ものごとの本質をとらえる思考法です。
概念的思考のポイント
- ものごとの本質をとらえる思考
- 当たりのことをより深く考える力
概念的思考は、特に経営者や管理職など、会社でも上のレイヤーになればなるほど必要になってくる思考法です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- 概念的思考とは
- 概念的思考のメリット
- 概念的思考のトレーニング方法
- 概念的思考の学び方、おすすめ本
その⑥:水平思考(ラテラルシンキング)
水平思考は、通称ラテラルシンキングといいます。
水平思考とは、課題や問題について「新しいアイディア」や「新しい視点」で考える思考法です。
水平思考とは逆の考え方が「垂直思考=バーティカルシンキング」といいます。
水平思考(ラテラルシンキング)のポイント
- 課題や問題について「新しいアイディア」や「新しい視点」で考える思考法
- 論理で考えるのではなく直感やアイディアを重視するクリエイティブな思考法
視点を変え、課題解決のために自由にアイディアを出す発想法が水平思考です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- 水平思考とは
- 水平思考のメリット、デメリット
- 水平思考のトレーニング方法(クイズあり)
- 水平思考のおすすめ本
その⑦:コンテキスト思考
コンテキスト思考とは、事実の裏側に潜んでいる「背景」や「文脈」「前後関係」などを読み解いていく思考法です。
コンテキスト思考ではなく、コンテンツ思考、または「コンテンツ」というワードは聞いたことありますよね?
ビジネス思考法として近年注目されている思考法です。
コンテキスト思考のポイント
- 事実の裏側に潜んでいる「背景」や「文脈」「前後関係」などを読み解いていく思考法
- いわゆる、空気を読む力はこの思考法につながる
コンテキスト思考力を高めると、柔軟に物事を見直す力を身につけることができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- コンテキスト思考とは
- コンテキスト思考のメリット、デメリット
- コンテキスト思考のトレーニング方法
- コンテキスト思考のおすすめ本
その⑧:アナロジー思考
仕事において「何をしても優秀な人」に出会ったことがありませんか?
上記のような人にある共通点は「すでに自分が経験したことから「法則を見出して」未経験の分野にも応用する」ことです。
これをアナロジー思考と言います。
アナロジー思考のポイント
- すでに自分が経験したことから「法則を見出して」未経験の分野にも応用するという思考法
- 1を聞いて10を知る能力
未経験の分野においても飲み込みがはやく、1を聞いて10を知る能力を持った人はアナロジー思考ができる、という共通点があります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- アナロジー思考とは
- アナロジー思考のメリット
- アナロジー思考のトレーニング方法
- アナロジー思考のおすすめ本
その⑨:エッセンシャル思考
「忙殺されていつも仕事が中途半端」「上司に振り回されて仕事が進まない」「頑張っているのに時間が足りない」
上記のような人は、エッセンシャル思考を身につけましょう。
エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」を追求する思考法です。
エッセンシャル思考のポイント
- 「より少なく、しかしより良く」「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」を追求する思考法
- 「絶対必要な」「絶対不可欠な」「欠くことのできない」ことを見極める
力の分散を防ぐ思考法を身につけると、自分のエネルギーを効率よく使えるようになります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
こんな方におすすめ
- エッセンシャル思考とは
- エッセンシャル思考のメリット
- エッセンシャル思考のトレーニング方法
- エッセンシャル思考のおすすめ本
まとめ:ビジネス思考法への転換を目指して、できるビジネスパーソンに!
まじか!こんなにあるのか。覚えられないよ。
みんな本当にこんなに把握してんの?
上記のように思う方もいるかと思いますが、何も全部覚える必要はありません。
知識として知っておくことで、必要なときに使える状態にしておくことが重要です。
必要に迫られたときに、必要な思考法を調べて頭の中の整理をしていきましょう。
そうすると、自然とその思考法が染みついてくると思います。