ロジカルシンキング

会議で意見が出ないときに使う48のテンプレ【SCAMPER法】

この記事で解決できる悩み

  • 会議で意見が出なくて決まづい

  • 場がシーンとなるのをどうにかしたい

  • 意見が出る方法や雰囲気づくりを知りたい

 

上記のように思っている人は、本記事で紹介する「SCAMPER法」で解決できます。

 

SCAMPER法は、意見出しのために48の設問をつくれるテンプレです。

 

SCAMPER法を知るだけで、会議でシーンとする雰囲気を解決することができますよ。

 

この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。

  • 上場企業の管理職
  • 200名以上の従業員マネジメント経験
  • 現在はIT企画部門
  • 10億円以上のプロジェクト担当
  • 経営層に向けたプレゼンが日常業務

業務はこんな感じです。

分析業務は日常業務レベルです。

(Twitter:@logithin_labo

ぽてと

 

会議で意見が出ない原因は思考の囲いがないからです

そもそもなぜ、会議でなかなか意見が出ない、という状況が起こりうるのか

それは、思考の囲いがないからです。

 

  • その①:
    今日は売上を上げるための意見を出しあおう
  • その②:

    今日は売上を上げるための意見出しをしよう
    まずは、お客さんの数を上げていく意見を出し合おう

 

上記のどちらが意見を出しやすいでしょうか?

 

自由度が高すぎると人は迷います

じつは、自由度が高すぎると人は迷って思考停止します。

 

もう1つ例で考えてみましょう。

ぽてと

 

  • 小説を一本書いてください

  • 恋愛小説を一本書いてください

 

上記だとどうでしょうか?

 

「小説を書け」の場合、SFにしようか、ミステリーにしようか・・・と多くの選択肢に迷いますよね。

対して、「恋愛小説」という限定がされるだけで、考えやすくなります。

 

こんな感じで、思考を前に進めるには、自由を制限してあげることが必要なんです。

 

みんなに任せすぎはNGです

本章の内容を簡単にまとめます。

 

  1. 会議で意見が出ない原因は、自由度が高すぎるから
  2. できるだけ自由を制限してあげることが大事
  3. 思考の囲いをつくってあげよう

 

上記のように、思考を制限するアクションを行いましょう。

 

「いや、だから思考の制限をする方法がわからんのだよ」

「もっと具体的に教えてくれよ」

 

という方に向けて、次章で具体的な手法「SCAMPER法」について解説していきますね。

 

会議で意見が出ないときのテンプレ【SCAMPER法】

思考の囲い、とか言われてもよくわかんないよ・・・

 

という人は、「SCAMPER法」というテンプレを使いましょう。

SCAMPER法を使えば、シーンとした決まづい会議の雰囲気を解決することができます。

 

SCAMPER法とは

SCAMPER法とは

  1. Substitute(代用する)

  2. Combine(組み合わせる)

  3. Adapt(適応させる)

  4. Modify(修正する)

  5. Put to other uses(他の使い道を考える)

  6. Eliminate(削減する)

  7. Reverse(逆転させる/再編成する)

 

上記7つの切り口で、意見を出していく方法です。

それぞれの頭文字をとってSCAMPER法といいます。

 

さらにこれを48に分解していきます。

ぽてと

 

Substitute
(代える、代用する)
S1)代用可能な部分はどれか
S2)何を代わりに使うことができるか
S3)ほかに誰を含めることができるか
S4)ほかにどんなグループを含めることができるか
S5)代わりにどんなプロセスを使うことができるか
S6)代わりにどんなマテリアル(モノ)を使うことができるか
Combine
(組み合わせる)
C1)何を組み合わせることができるか
C2)ブレンドする(混ぜ合わせる)ことはできるか
C3)どんな種類のアンサンブル(取り合わせ)を使うことできるか、創ることができるか
C4)部分同士を、どのように組み合わせることができるか
C5)目的同士を、どのように組み合わせることができるか
C6)アプリケーション(応用方法)同士を、どのように組み合せることができるか
C7)マテリアル(モノ)同士を、どのように組み合せることができるか
Adapt
(適応させる)
A1)これは、ほかのどのような考えを思い付かせるか
A2)何かほかに、これに似たものはないか
A3)過去に似た状況はないか
Modify
(修正する)
M1)さらにTwist(ひねり、コトの意外な曲折)を加えることができないか
M2)その意味あいを、どのくらい変えることができるか
M3)色や外形を、どのくらい変えることができるか
M4)サウンド(音、騒音、音声)を、どのくらい変えることができるか
M5)何を加えることができるか
M6)高さ・高度をどれくらい増やせるか
M7)重さをどれくらい増やせるか
M8)強度をどれくらい増やせるか
M9)頻度をどれくらい増やせるか
M10)価値をどれくらい増やせるか
M11)何を減らすことができるか
M12)何を縮小することができか
M13)何を簡素化することができるか
M14)控えめに言うことができるのは、どんな部分か
M15)サイズをどれくらい小さくできるか
M16)重さをどれくらい軽くできるか
Put to other uses
(ほかの使いみち)
P1)そのままで、何かほかへ使えないか
P2)もし一部を変えたら、新たに生まれるほかの用途は何か
P3)ほかにどんなマーケットが受け入れるか
Eliminate
(省略する、除去する)
E1)何を、取り除くことができるか、省略することができるか
E2)ある部分がない時、どうやって実行するか
E3)何を犠牲にできるか
E4)あげてしまえるものは、何か
Rearrange
(逆転させる/再編成する)
R1)ほかに、どんなパターンが使えるか。
R2)ほかに、どんな配置が使えるか
R3)ほかに、どんなレイアウトが使えるか
R4)何を交換できるか
R5)何を置換できるか。言い換えられるか。
R6)何を、再結合できるか
R7)逆にしたらどうなるか
R8)上下逆さまにしたらどうなるか
R9)内外を裏返したらどうなるか

 

会議で意見が出ないときは48のテンプレに沿ってすすめれば解決です

上記48の設問をみれば、解説はほぼ不要ですよね。

 

例えば

「売上を上げる策について意見出ししよう」

「では、まず落ちているパンの売上を(S1)代用できる他の商品はある?」

 

上記のようにテンプレに沿って進めればOKです。

とにかく意見を量産していきましょう。

 

本記事で紹介しているテンプレは以下からダウンロード可能にしておきますのでよければ使ってみてください。

 

SCAMPE法のテンプレをダウンロードする

 

まとめ:会議で意見が出ないときはテンプレを使って思考を制限しよう

最後に本記事の簡単なおさらいです。

 

  1. 会議で意見が出ないのは思考の囲いがないからです

  2. 人は自由度が高すぎると思考停止します

  3. 自由度を制限するためにはテンプレを使おう

  4. テンプレはSCAMPER法がおすすめ

  5. 7つの切り口と48の確認事項で思考を制限

 

合わせてSCAMPER法48の設問も再掲しておきます。

 

テンプレダウンロードもできますので参考にしてみてくださいね。

ぽてと

 

Substitute
(代える、代用する)
S1)代用可能な部分はどれか
S2)何を代わりに使うことができるか
S3)ほかに誰を含めることができるか
S4)ほかにどんなグループを含めることができるか
S5)代わりにどんなプロセスを使うことができるか
S6)代わりにどんなマテリアル(モノ)を使うことができるか
Combine
(組み合わせる)
C1)何を組み合わせることができるか
C2)ブレンドする(混ぜ合わせる)ことはできるか
C3)どんな種類のアンサンブル(取り合わせ)を使うことできるか、創ることができるか
C4)部分同士を、どのように組み合わせることができるか
C5)目的同士を、どのように組み合わせることができるか
C6)アプリケーション(応用方法)同士を、どのように組み合せることができるか
C7)マテリアル(モノ)同士を、どのように組み合せることができるか
Adapt
(適応させる)
A1)これは、ほかのどのような考えを思い付かせるか
A2)何かほかに、これに似たものはないか
A3)過去に似た状況はないか
Modify
(修正する)
M1)さらにTwist(ひねり、コトの意外な曲折)を加えることができないか
M2)その意味あいを、どのくらい変えることができるか
M3)色や外形を、どのくらい変えることができるか
M4)サウンド(音、騒音、音声)を、どのくらい変えることができるか
M5)何を加えることができるか
M6)高さ・高度をどれくらい増やせるか
M7)重さをどれくらい増やせるか
M8)強度をどれくらい増やせるか
M9)頻度をどれくらい増やせるか
M10)価値をどれくらい増やせるか
M11)何を減らすことができるか
M12)何を縮小することができか
M13)何を簡素化することができるか
M14)控えめに言うことができるのは、どんな部分か
M15)サイズをどれくらい小さくできるか
M16)重さをどれくらい軽くできるか
Put to other uses
(ほかの使いみち)
P1)そのままで、何かほかへ使えないか
P2)もし一部を変えたら、新たに生まれるほかの用途は何か
P3)ほかにどんなマーケットが受け入れるか
Eliminate
(省略する、除去する)
E1)何を、取り除くことができるか、省略することができるか
E2)ある部分がない時、どうやって実行するか
E3)何を犠牲にできるか
E4)あげてしまえるものは、何か
Rearrange
(逆転させる/再編成する)
R1)ほかに、どんなパターンが使えるか。
R2)ほかに、どんな配置が使えるか
R3)ほかに、どんなレイアウトが使えるか
R4)何を交換できるか
R5)何を置換できるか。言い換えられるか。
R6)何を、再結合できるか
R7)逆にしたらどうなるか
R8)上下逆さまにしたらどうなるか
R9)内外を裏返したらどうなるか

 

SCAMPE法のテンプレをダウンロードする

-ロジカルシンキング