よくある疑問
- 上司やまわりの評価が気になる
- 自分って評価されているのか?
- 友人の家庭の方が幸せそう
こんな感じでまわりの評価ばかり気になって自分に自信がつかず何がモチベーションなのかわからない方へ。
幸せの3原則
- 承認欲求を捨てること
- 人生は競争でないことを理解すること
- 仲間に貢献すること
上記はアドラー心理学で提唱されている『幸せの3原則』です。
この3つを理解して意識することが幸せになれる秘訣だよ。というものです。
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。
- 上場企業の管理職
- 200名以上の従業員マネジメント経験
- 現在はIT企画部門
- 10億円以上のプロジェクト担当
- 経営層に向けたプレゼンが日常業務
業務はこんな感じです!
(Twitter:@logithin_labo)
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原則①:承認欲求は捨てろ
承認欲求とは、人に認められたいという欲求のことです。
- 頑張ったことを上司に認めてもらいたい
- 良い人だと思われたい
- 親に褒められたい
上記のように認められたい欲求が承認欲求です。
①:承認欲求は自分らしさを失う危険がある
アドラー心理学では、承認欲求は危険!承認欲求は捨てろ。と提唱されています。
なぜなら、人の評価でしか自分の価値を感じられない人は、いつしか人に認めてもらうことが目標となってしまい「自分らしさ」を失ってしまうからです。
例
- 頑張ったことを上司に認めてもらいたい
- 良い人だと思われたい
- 親に褒められたい
上記のような例はたしかにひとつのモチベーションにはなるんですが、本当に自分がやりたいことか?を見失ってしまうことがあります。
評価されたいがためにやりたくないことをやる、自分の思いとは逆の行動をとってしまう危険をはらんでいます。
言い換えると「嫌われたくない欲求」ですね。
②:承認欲求が強いのは日本人特有
承認欲求が強いのは、日本の賞罰教育が原因だと言われています。
賞罰教育とは「良い行いをすれば褒める」「悪いことをしたら罰する」という教育のことです。
- 家事の手伝いをすれば褒める
- 宿題を忘れたらる
賞罰教育によって「褒められないと何もできない」といったマインドが自然と定着してしまっているようです。
③:承認欲求があると人生が不自由になる
疑問:そんなこと言っても承認欲求なんて誰でもあるものでしょ。
たしかに承認欲求は誰でも持っている本能的なものですが、承認欲求があることで「自分らしさ」を失う危険があります。
仕事に置き換えて考えてみましょう。
例
- 「頑張ってると思われたくて」残業して仕事する
- 「褒められたくて」徹夜で勉強する
実は、上記は僕の経験です。
入社してすぐは頑張ってる姿をアピールしたくて『残業自慢』をしてました。
学生時代はも頑張ってる感を出したくて『昨日は徹夜だったわ』とか言ってました。
でも本当にすべきは『必要な仕事が時間内に終わる』ことであり『テストの成績が良い』ことですよね。
こんな感じで日本の賞罰教育の影響で無意識のうちに自分らしさを失ってしまっている可能性があります。
ゆえに承認欲求は捨てるべき、自分のやるべきことを見失うな!ということです。
原則②:人生は競争ではない
次に、『人生は競争ではない』という考え方を解説します。
- 他人より上にいること =勝利・成功・安心
- 他人より下にいること =敗北・失敗・恐怖
上記のように思っている人は危険です。
①:人間関係は上下ではない
人間関係=上下の関係という認識を持ってしまうと、競争に勝つことがモチベーションになってしまいます。
- 自分は同期のあいつよりも評価されている
- 遊んでばかりのあいつらと自分は違うんだ
上記のように一度でも優越感を感じてしまうと他人はいつしか『勝たなければいけない敵』になってしまいます。
つまりは、他人の成功=自分の敗北となります。
②:目指すべきは理想の自分
他人の成功=自分の敗北…そんな人生悲しいですよね。
本当に自分がやりたいことよりも、他人に勝つことが目的では幸せになれません。
ではどう考えればいいのか?
目指すべきは自分史上最高の自分です。つまり、比較すべきは過去の自分です。
こう考えることで『他人は敵』という考え方から脱却することができます。
必要なのは『なりたい自分の理想』をちゃんとイメージすべきということです。
③:課題の分離が大事
疑問:でもやっぱり褒められると嬉しいしな…
たしかに「認められたい」「褒められたい」という承認欲求は人間の本能です。
簡単に捨てろ!と言われても難しいですよね。
承認欲求を捨てて、人生は競争ではない、と考えるためには『課題の分離』が大切です。
④:自分を信じて行動することが大事
簡単に言うと、課題の分離とは自分を信じて行動することです。
例
- (息子)お笑い芸人になりたい
- (親)そんな不安定な職は反対
上記は、いわゆる課題の分離ができていないケースです。
課題を分離すると以下の通りです。
- 息子の課題:お笑い芸人になること
- 親の課題 :お笑い芸人になりたい息子の夢を認めること
息子の夢を受け入れられるかどうか、はあくまで親の課題であり、親が認めてくれるかどうかは関係ないんですよね。
疑問:課題の分離ができないとどうなるの?
課題の分離ができないと何かに依存した人間になってしまう危険があります。
- 上司の指示がないと何もできない
- 親の決めたレールにそってしか行動できない
他者に認められることでしかモチベーションを感じない人間になってしまいます。
原則③:仲間に貢献する
まわりの人が敵ではなく、信頼できる仲間となったときに生まれる気持ち。
それが「仲間に貢献したい」という気持ちです。
①:貢献することで自分の価値を実感できる
疑問:仲間に貢献するとか偽善じゃね?
上記のように思う人もいると思います。
貢献とか言われるとなんだか素直に受け入れづらいですよね。
なので、客観的にみれる例で考えてみましょう。
- 『俺が毎日働いているから生活できるんだ、感謝しろ』というお父さん
- 『毎日仕事を頑張ってきたことで娘を大学まで行かせてやれる』というお父さん
上記の考え方ではどちらが『幸せそう』ですか?
後者の方が『家族に貢献できている』という幸せにつながりそうですよね。
『働く』という同じ行動でも思い方次第でこんなに違うんです。
②:『ありがとう』と言われる人間になろう
仲間に貢献することで、自分の価値を実感することができます。
心の底から『ありがとう』と言われたときにはみんな幸せな気持ちになるはずです。
ここまでのまとめ
- 承認欲求は捨てる
- なぜなら、認められるためではなく本当にすべきことをやるため
- 人生は競争ではない
- なぜなら、自分と他人は別。目指すべきは理想の自分だから
- そのためには、自分と他人の課題を分離する
- 上記を理解したら仲間に貢献するように行動する
- なぜなら、『ありがとう』と言われるような行動をすると幸せになれるから
以上です!
参考:モチベーションをロジカルに理解できるおすすめ本
- 上司やまわりの評価が気になる
- 自分って評価されているのか?
- 友人の家庭の方が幸せそう
こんな悩みを持っている人は、アドラー心理学を学ぶことがおすすめです。
嫌われる勇気、幸せになる勇気では、モチベーションについてロジカルに学ぶことができます。
アドラー心理学を元にした嫌われる勇気は、ビジネスシーンでかなり使われている超ベストセラーです。
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著名人も紹介している①:中田敦彦さん
著名人も紹介している②:マコなり社長
まとめ:モチベーションを上げるための3つの考え方
最後に少しだけおさらいして終了です!
幸せの3原則
- 承認欲求を捨てること
- 人生は競争でないことを理解すること
- 仲間に貢献すること
- 承認欲求は捨てる
- なぜなら、認められるためではなく本当にすべきことをやるため
- 人生は競争ではない
- なぜなら、自分と他人は別。目指すべきは理想の自分だから
- そのためには、自分と他人の課題を分離する
- 上記を理解したら仲間に貢献するように行動する
- なぜなら、『ありがとう』と言われるような行動をすると幸せになれるから
以上です!
ぜひこの考え方をキッカケに自分を見つめ直す時間を取ってみてくださいね!