よくある疑問
- アイデアを評価するフレームワークを複数知りたい
- 使い方や活用例を知りたい
- コツもあれば教えてほしい
「実行に移すアイデアをどう選べばいいかわからない」
「良いアイデアとはどんなものかがわからない」
上記のような悩みを解決するために
本記事では、アイデアを評価し、実行に移すアイデアを選択するフレームワーク3種類を紹介、解説していきます。
こんな方におすすめ
- アイデアを評価する方法がわからない人
- フレームワークを勉強したい人
- アイデアを実行に移す能力を鍛えたい人
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。
- 上場企業の管理職
- 200名以上の従業員マネジメント経験
- 現在はIT企画部門
- 10億円以上のプロジェクト担当
- 経営層に向けたプレゼンが日常業務
業務はこんな感じです。
フレームワークを使うことは、通常業務で必須レベルです。
(Twitter:@logithin_labo)
本記事で紹介するフレームワークは以下の通りです。
それでは詳しく解説していきます。
タップできる目次
アイデアを実行に移す際の2つのポイント
はじめに、フレームワークを紹介する前の前提知識です。
発散→収束したアイデアからどれを実行に移すべきか、
アイデアを評価するには、以下の2つのポイントがあります。
良いアイデアとは何かを知る
アイデアを多面的に考える
ポイント①:良いアイデアとは何かを知る
良いアイデアを選択するためには、そもそも良いアイデアとは何かを知る必要があります。
アイデアは時によって、自社にとって良いアイデアだとしても顧客にとって良いアイデアでない、
または、その逆の場合もあります。
本業でIT企画をやっている僕の経験としても、よく以下のようなことがあります。
顧客の不満の声を拾い上げて新しく開発したシステムやサービスであっても
それを提供する「店舗」としては、接客であったり、新しく使用するシステムの使いかを覚える「手間」が発生することで反発意見が起きることがあります。
上記のように、このアイデアは「誰にとって」良いのか、または「何に対して」効果をなすのか
良いアイデアとは何か、を事前に考えておくことが必要です。
ポイント②:アイデアを多面的に考える
次に、アイデアを多面的に考える必要があります。
物事は1つの側面から見た状態と、別の側面から見た状態は違うものです。
わかりやすいので、物事を多面的に捉える6W2Hの例を以下にあげておきます。
詳しくは、【6W2Hとは】ビジネスに必要な8視点と使い方を画像つきで解説!で解説をしています。
アイデアを多面的に捉えることで、アイデアを公平に評価することにつながります。
その①:プロコン表
プロコン表とは、アイデアの選択肢の良い面・悪い面に目を向けて意思決定をするフレームワークです。
- プロス:賛成意見
- コンス:反対意見
プロコン表のメリットは、上記の2つの視点を持って評価する点にあります。
つまり、賛成側、反対側どちらの意見も聞きつつ公平に判断できます。
さらには、賛成側、反対側の意見の中でインパクトが大きかったり、影響が大きい要素を見出すことが可能です。
思考のコツ
- 自分たちにとって良いアイデアとは何か?
- コンスを打ち消す方法はないか?
- プロスに隠れているリスクはないか?
上記のような思考をしていくと、より賛成・反対どちらの意見からも重要な要素を見出すことができます。
その②:SUCCESs
SUCCESsとは、6つの切り口でアイデアを磨き上げるフレームワークです。
- Simple:単純
- Unexpected:意外性
- Concrete:具体的
- Credible:信頼性
- Emotional:感情
- Story:物語
上記の6つの視点で考えることで、アイデアの改善すべきポイントを明確にしていきます。
さらに、改善したアイデアは6つの視点で説明することによって、より説得感を与えることができます。
このアイデアは「とり意外性を磨くために〇〇しました」「より信頼性を与えるために〇〇しました」といった
枠組みに沿って説明すると聞き手も「なるほど」と思ってもらいやすいです。
思考のコツ
- 現状のアイデアに対する自分の満足度はどのくらいか?
- 共感を得られるアイデアとそうでないものの違いは?
- どうすれば信頼性を得られるか?
上記のような思考をしていくと、よりアイデアの磨き上げを加速させることができます。
その③:ペイオフマトリクス
ペイオフマトリクスとは、アイデアのマッピングを行って効果の良い選択肢を見出すフレームワークです。
- 効果:このアイデアを実行することで見込める成果や収益の大小
- 実現性:このアイデアを実行するに当たって発生する費用や難易度の大小
上記の要素をマトリクスで表現しているのが、ペイオフマトリクスです。
ペイオフマトリクスでマッピングすることによって、アイデアの優先度を視覚的に捉えて判断することができます。
「マトリクス図とは?」「マトリクスの使い方」については、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
思考のコツ
- 実現性が低いアイデアを工夫できるか?
- 組み合わせるとシナジーを発揮するものはないか?
- 投下できる資源の上限は?
上記のような思考をしていくと、よりアイデアの幅が広がっていきます。
まとめ
最後に本記事のおさらいです。
「実行に移すアイデアをどう選べばいいかわからない」
「良いアイデアとはどんなものかがわからない」
上記のような悩みをもっている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
上記を頭に入れて、より良いアイデアの評価にチャレンジしてみてくださいね!
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また、その他のフレームワークについても「ロジカルシンキングのフレームワーク85種類【85枚の図解で解説】」で解説しています。