よくある疑問
- 課題設定シートって何?
- 課題設定シートのメリットって何?
- 課題設定シートの使い方を知りたい
上記のような疑問にこたえていきます。
課題設定シートとは、問題解決のために取り組むべきことを整理するフレームワークです。
「洗い出した問題や課題を整理できない」
「メンバーにうまく共有できない」
上記のような悩みをもっている人は、課題設定シートを使って頭を整理してまとめていきましょう。
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。
- 上場企業の管理職
- 200名以上の従業員マネジメント経験
- 現在はIT企画部門
- 10億円以上のプロジェクト担当
- 経営層に向けたプレゼンが日常業務
業務はこんな感じです。
フレームワークを使うことは、通常業務で必須レベルです。
(Twitter:@logithin_labo)
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【課題設定シートとは?】紙1枚で問題と課題を整理します
課題設定シートとは、問題解決のために取り組むべきことを整理するフレームワークです。
見えてきた問題や、取り組むべき課題をあぶり出したら、次のステップとしては
その中でも何に取り組むかを整理する必要があります。
例:複数のフレームワークを使って課題設定シートでまとめる
課題設定シートでまとめる前には、以下のようなフレームワークを併用して使用すると有効です。
- 「As is/To be」を使って理想と現実の2つの視点で問題を発見する
- 「6W2H」で問題を多面的にとらえる
- 「なぜなぜ分析」で問題を深掘りする
- 「コントロール可能/不可能」で取り組む課題を絞り込む
- 課題設定シートを使って取り組む課題を明確にする
上記のように、複数のフレームワークを使って見えてきた問題に対して、取り組むべき課題を明確にして整理していきます。
課題設定シートを使う2つのメリットを解説します
課題設定シート使うメリットは大きく2つです。
問題と課題の関係性をまとめることができる
他者に共有できる
それぞれ解説していきます。
メリット①:問題と課題の関係性をまとめることができる
課題設定シートを使うメリットのひとつ目は、問題と課題の関係性をまとめることができる、という点です。
ひとつの問題に対して課題(=問題の解決策)は、いくつも出てくると思います。
例えば、ロジックツリーの使い方・作り方を詳しく解説【例題:ダイエット】で解説している例をあげてみます。
上記は、ダイエットをロジックツリーで考察した例です。
「太る原因」を考察したときにも「運動不足では?」「食べ過ぎでは?」「食事内容の偏りがあるのでは?」と複数の問題が考えられます。
このように、複数の問題があると何に取り組めばいいかわからなくなりますよね。
上記の例では「食事内容の偏りがあるのでは?」に焦点をあてています。
この絞り込んだ問題と課題を整理するのが、課題設定シートの役割です。
メリット②:他者に共有できる
ふたつ目のメリットは、他者に共有できる点です。
課題設定シートは、以下の3つで表記をしてきます。
- 解決すべき問題
- 取り組む課題
- 課題の概要
ひとつの問題に対して、課題を設定、そしてその課題(=解決策)の概要を整理していきます。
紙1枚でまとめることで、社員やメンバーに対して共有するためのまとめが可能です。
課題設定シートの使い方を3つの手順で解説します
最後に課題設定シートの使い方を3つの手順で解説していきます。
テーマ(問題)を決める
取り組むべき課題を設定する
課題の概要を整理する
それぞれ解説していきます。
手順①:テーマ(問題)を決める
理想と現実のギャップにある問題を一つ書き出します。
※複数問題がある場合は、シートを分けていきましょう。
手順②:取り組むべき課題を設定する
問題に対して取り組むべき課題をひとつ設定します。
※複数課題がある場合は、シートを分けてください。
ひとつの問題に対して、ひとつの課題に絞り、アクションを決めていきましょう。
手順③:課題の概要を整理する
課題の概要を整理します。
上記のように「6W2H」を意識してまとめるとわかりやすいです。
まとめ
最後に本記事のまとめです。
課題設定シートは、問題発見のフレームワークを使ってあぶり出した問題と課題を整理するフレームワークです
課題設定シートを使うことで、問題と課題の関係性を整理する
他者に共有できる形まで整理してメンバーと思考を加速させることが可能です
課題設定シートとは、問題解決のために取り組むべきことを整理するフレームワークです。
「洗い出した問題や課題を整理できない」
「メンバーにうまく共有できない」
上記のような悩みをもっている人は、課題設定シートを使って頭を整理してまとめていきましょう。
参考にしてみてくださいね。