ロジカルシンキング

論理的思考で3つの能力を鍛える【ロジカルシンキングとは】

よくある疑問

  • ロジカルシンキングって社会で必要なの?
  • ロジカルシンキングって訓練して身に付くものなの?
  • 仕事がうまく整理できない、昔から頭で考えることが苦手

 

社会人になったばかりの僕も上記のような疑問を持っていました。

しかし、実際に仕事をしていると

 

  • 課題が整理できず、頭の中がごちゃごちゃになる
  • 資料作成が上手にできない
  • タスクに追われて思考停止する

 

こんなことがよくありました。

 

上記のような悩みを解決すべく仕事術を学んでいると必ず直面するのがロジカルシンキングです。

 

本記事では、ロジカルシンキングとは何かを簡単に解決していきます。

 

ロジカルシンキングを身につけると、仕事でよくある悩みを解決できますよ。

 

この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、本業は東証プライム上場企業の管理職を務めています。

  • 上場企業の管理職
  • 200名以上の従業員マネジメント経験
  • 現在はIT企画部門
  • 10億円以上のプロジェクト担当
  • 経営層に向けたプレゼンが日常業務

業務はこんな感じです。

ロジカルシンキングは使うだけでなく、教えることまで通常業務です。

(Twitter:@logithin_labo

ぽてと

 

ロジカルシンキングとは簡単にいうと【考える力】

ロジカルシンキングとは、簡単に言うと「考える力」のことです。

一貫して筋が通っている考え方、あるいは、説明の仕方のことです。

 

和訳すると

  • ロジカルシンキング=論理的思考

 

ロジカルシンキングが社会で必要な【2つの理由】

ロジカルシンキングは、社会で最も求められるスキルのひとつです。

 

理由は以下の通り。

 

2つの理由

  • 複雑な仕事を整理し自身の理解を深めることができる
  • 物事をけんせつ的に相手に伝えることができる

 

仕事をしていると共感できると思いますが

  • 課題が整理できず、頭の中がごちゃごちゃになる
  • 頭と手が同時に動かせずに資料作成が上手にできない
  • そのうち色んなタスクに追われて思考停止する

 

こんなことよくありませんか?

 

仕事はインプットとアウトプットの繰り返し

仕事は情報伝達の繰り返しです。

 

新しい情報を得る→相手に伝える→新しい情報を得る→・・・

 

ものごとを論理的に考えることで、上記が高速回転できるようになります。

 

パソコンの処理能力を想像してみるとわかりやすいです。

コンピュータの処理が高速で可能なのは、プログラムの法則に基づいてシンプルに処理し続けているからです。

 

ロジカルシンキングを身につけていくことで、自身の理解をはやめて

インプット→アウトプットを高速でまわせるようになります。

 

仕事ではロジカルシンキングが必須スキル【統計事実】

事実、統計によると半数以上の人は仕事においてロジカルシンキングが必要不可欠だと思っています。

 

統計的な事実も出ていますね。

ぽてと

 

 

ロジカルシンキングを身につけると鍛えられる【3つの能力】

ロジカルシンキングが身につくと以下の3つの能力が鍛えられます。

 

ロジカルシンキングを鍛えると解決される3つの能力

 

それぞれ解説していきます。

 

①:課題解決能力とは

仕事をしていると、自ら答えを出すことが求められます。

 

例えば

  • 売上が落ちた一番の原因は何か?
  • 従業員が辞めてしまったのはなぜか?
  • なぜうちの商品は売れていないのか?

 

上記のような課題に直面した時に『どうしたらいいかわからない』『思考停止してしまう』といった人は、論理的思考が出来ていません。

 

怪我したときに風邪薬を飲んでも治りません。つまり、適切な処方がありますよね。

同じように、課題解決にも適切な処方が必ずあります。

 

ロジカルシンキングを身につけることで課題解決能力を上げて自ら答えを出せる人になりましょう。

 

②:効率化能力とは

ある程度仕事ができるようになってくると、より多くの仕事量をこなせるようになってきます。

そんなときに、より生産性の高い仕事の仕方を求められます。つまり、効率化が必要です。

 

例えば

  • Excelの関数を覚えて自動計算で効率化する
  • 手帳術を学んで無駄のないスケジュール管理をする
  • ショートカットキーを覚えてPC作業を高速化

 

効率化能力をみにつけることで『今まで1時間を要した仕事を30分でできるようになる』『新しいことにチャレンジする』など仕事ができる人は必ず効率化の工程を進みます。

 

なぜなら、今の仕事を効率化することで、また新しいことにチャレンジしていくからです。

 

挑戦し続けて永続的に成長していくためには効率化能力が必須です。

 

③:コミュニケーション能力とは

相手の言っていることを理解すること、自分の言いたいことを的確に伝える能力は必須です。

 

例えば

  • 商談でのコミュニケーション
  • プレゼンの組み立て
  • 資料作成の構成

 

年間100冊以上本を読んで豊富な知識がある人でも、使わない知識では何の意味もないですよね。

仕事で良いアイディアがいくらあっても人に伝わらなければ意味がありません。

 

  • 思いがうまく伝わらないのはなぜか?
  • 原因となっていることは何か?
  • コミュ力を上げるには何を改善すればいいか?

 

ロジカルシンキングを学ぶことで上記のようなことを論理的に考え、解決することができます。

コミュニケーション能力を高めて、解決した課題を他者に伝えるスキルを磨きましょう。

 

ロジカルシンキングの具体的な考え方【基本5選】

ロジカルシンキングの考え方には基本の型、骨格のようなものが多く存在し、それをフレームワークと言います。

「格闘技」といっても空手やボクシング、などいろんな型がありますよね。

 

使う場面や自分に合った型を使いこなすことで効率よく問題解決に取り組むことができます。

 

本記事では基本的な5つを紹介します。

ぽてと

 

基本的なフレームワーク5選

 

その①:MECE(ミーシー)

 

Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの頭文字を取ってMECEです。

意味は、「モレなく、ダブりなく」ということです。

 

仕事で課題に直面したときに頭が混乱するときは

 

  • 多くの選択肢があって絞り切れない
  • 頭の中がごちゃごちゃで整理できない

 

上記のように、複数の要素があることで混乱します。

MECEの考え方と、上図のイメージを頭に叩き込んでおくと「モレ」「ダブり」を整理しようと頭の中に図を思い浮かべることができます。

 

複数の要素を整理していくにはMECEの考え方を頭に入れておきましょう。

 

その②:So What?(つまり?)/Why So?(なぜ?)

 

「それで結論は?」「なぜそう思うの?」「根拠は?」

仕事をしていてこんなこと言われた経験ありますよね。

 

課題に直面したときは、結論と根拠が必要です。

 

  • 結論:最終的にやること
  • 根拠:結論に至った理由や証拠

 

議論をしていて「ふーん」で終わってしまったり、しーんと静まりかえってしまう、といった経験がある人は「So What?Why So?」を意識しましょう。

 

  • So What(つまり?) →結論(=最終的にやること、決めること)を導き出す
  • Why So(なぜ?) →根拠を導き出す

 

つまり?なぜ?をキーワードに議論していくことで議論が深まります。

 

次に説明する、帰納法、演繹法を合わせて使っていくといいですよ。

ぽてと

 

その③:帰納法

 

帰納法とは、事実から導き出される傾向をまとめて結論に結び付ける論理的な推論法です。

つまり、

 

  • 事実をありきで結論を導く
  • 事実を分析する
  • So What?つまり?を繰り返す

 

上記のように、結論を導いていくのが帰納法です。

 

その④:演繹法(えんえきほう)

 

演繹法とは、一般的かつ普遍的な事実を前提として、結論を導き出す方法です。

 

例えば

      • 人間は哺乳類である
      • 哺乳類には血が流れている
      • つまり、人間には血が流れている

 

上記のように2つの普遍的な事実を前提として結論を出します。

一般的な事実をもとに結論を導くので、前提となる事実が間違っていたりすると演繹法がすべて成立しなくなるので注意が必要です。

 

帰納法とは対になる考え方です。

 

その⑤:空・雨・傘

 

雨→空→傘と3段階での思考する方法です。

 

  • 事実→解釈→結論で物事を俯瞰してみることができる
  • 資料作成や文章を書く際にも活用できる汎用性の高いもの

 

物語の起承転結のようにアウトラインを整理するのにも役立ちます。

考えをまとめて伝えるときに意識してみると良いですね!

 

ロジカルシンキングのフレームワーク85種類【85枚の図解で解説】

続きを見る

 

補足:ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違い

ロジカルシンキングとよく比較される思考法にクリティカルシンキングがあります。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングは、まったくの別の思考方法というわけではありません。

 

 

筋道を立て、一貫性を持って分析する点においては同じですが、ロジカルシンキングよりもより現状を深堀りできるのがクリティカルシンキングです。

 

クリティカルシンキングは以下の記事で詳しく解説しています。

クリティカルシンキングの5つの特徴を図解でわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。

 

クリティカル・ロジカルシンキングの違い【図解でわかりやすく解説】

続きを見る

 

まとめ:ロジカルシンキングとは?を理解して3つ能力を鍛えよう!

最後におさらいです。

ロジカルシンキングが身につくと以下の3つの能力が鍛えられます。

 

ロジカルシンキングを鍛えると身につく3つの能力

 

ロジカルシンキングとは?を理解することによって上記の能力を鍛えることができます。

上記はビジネスパーソンとして必須のスキルです。

 

本記事が論理的思考力を身につけるあなたのキッカケなったらうれしいです!

ぽてと

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